産業(さんぎょう)技術革新(ぎじゅつかくしん)基盤(きばん)(つく)ろう

この目標(もくひょう)では、人々(ひとびと)生活(せいかつ)水準(すいじゅん)向上(こうじょう)技術(ぎじゅつ)革新(かくしん)(もと)められているよ。

たとえば、電気(でんき)・ガス・水道(すいどう)交通(こうつう)・インターネットのことを「インフラ」というけど、これらがかんたんに(こわ)れないような(つよ)さをもたせることが(もと)められているね。


世界(せかい)にはインフラが(ととの)っていない(くに)がたくさんあるし、自然(しぜん)災害(さいがい)()きたらインフラが破壊(はかい)されてしまって機能(きのう)しなくなってしまう。

そういった場合(ばあい)素早(すばや)復旧(ふっきゅう)できるようなしくみを(つく)ることができれば、被害(ひがい)最小限(さいしょうげん)でおさえられるね。

インフラを(ふく)めたさまざまな産業(さんぎょう)発展(はってん)していくために、さらなる技術(ぎじゅつ)革新(かくしん)(もと)められているんだよ。ただし、これまでのように(かぎ)りある資源(しげん)大量(たいりょう)使(つか)ったり、環境(かんきょう)汚染(おせん)原因(げんいん)となるようなことはしないようにするのがこの目標(もくひょう)大切(たいせつ)なポイントだね。

つまり、持続(じぞく)可能(かのう)なしくみだね!

インフラを(ととの)え、技術革新(ぎじゅつかくしん)推進(すいしん)していくこと、これが「産業(さんぎょう)技術革新(ぎじゅつかくしん)基盤(きばん)(つく)ろう」だよ。

(わたし)たちに出来(でき)ること

みんなが普段(ふだん)使(つか)っている【SNS】。災害時(さいがいじ)にとても(やく)()ったこと、()っているかな。電話(でんわ)回線(かいせん)がつながりにくくなるため、安否(あんぴ)確認(かくにん)情報(じょうほう)収集(しゅうしゅう)役立(やくだ)つんだ。ゲームや動画(どうが)()るばかりでなく、災害時(さいがいじ)使(つか)(かた)確認(かくにん)しておこう。

産業(さんぎょう)発展(はってん)させるための日本(にほん)での()()

日本(にほん)企業(きぎょう)海外(かいがい)のインフラ整備(せいび)()()しているよ。たとえば、開発(かいはつ)途上国(とじょうこく)企業(きぎょう)との合弁(ごうべん)会社(かいしゃ)設立(せつりつ)し、携帯(けいたい)基地(きち)(きょく)設置(せっち)などのICTインフラ事業(じぎょう)展開(てんかい)する企業(きぎょう)や、現地(げんち)浄水場(じょうすいじょう)(しょう)エネ(えね)(がた)のポンプを導入(どうにゅう)して効率(こうりつ)のよいインフラを提供(ていきょう)している企業(きぎょう)があるんだ。また、災害(さいがい)大国(たいこく)であり、国内(こくない)エネルギー資源(しげん)(とぼ)しい日本(にほん)においては、「強靭(きょうじん)(レジリエント)なインフラ」を整備(せいび)していくことは重要(じゅうよう)課題(かだい)です。日本(にほん)政府(せいふ)主導(しゅどう)で、防災(ぼうさい)減災(げんさい)(つよ)環境(かんきょう)にやさしい(まち)づくりの促進(そくしん)や、エネルギーインフラの強化(きょうか)といった()()みも、国内(こくない)活発(かっぱつ)(おこな)われている。建設(けんせつ)業界(ぎょうかい)では「災害(さいがい)(つよ)い」「(しょう)エネルギー(えねるぎー)」などをキーワードに、工法(こうほう)設備(せつび)重機(じゅうき)などの開発(かいはつ)(さか)んに(おこな)われているんだよ。

産業(さんぎょう)発展(はってん)させるための世界(せかい)(ちゅう)での()()

開発(かいはつ)(おく)れている地域(ちいき)でのインフラに(かん)する問題(もんだい)については、さまざまな団体(だんたい)企業(きぎょう)支援(しえん)()っているよ。(みず)食料(しょくりょう)医療(いりょう)提供(ていきょう)する直接的(ちょくせつてき)支援(しえん)から、()(みず)確保(かくほ)するための機器(きき)発電機(はつでんき)設置(せっち)する()()みをはじめとして、インフラを整備(せいび)するための技術(ぎじゅつ)資金(しきん)提供(ていきょう)(つづ)けられているんだ。農業(のうぎょう)などの一次(いちじ)産業(さんぎょう)(たよ)っている地域(ちいき)産業(さんぎょう)発展(はってん)させるために注目(ちゅうもく)されているのは、製造(せいぞう)(ぎょう)(なか)でも、食品(しょくひん)衣料(いりょう)(ひん)分野(ぶんや)です。(おお)くの企業(きぎょう)が、開発(かいはつ)途上国(とじょうこく)農作物(のうさくぶつ)水産物(すいさんぶつ)加工(かこう)できる会社(かいしゃ)(こう)()(つく)ることで雇用(こよう)()()し、産業(さんぎょう)発展(はってん)貢献(こうけん)しています。

ターゲット

それぞれの目標(もくひょう)には、その内容(ないよう)をより(こま)かく(しめ)したターゲットが7項目(こうもく)設定(せってい)されているよ。
(くわ)しくは()てみてね!

9.1 すべての人々に安価で公平なアクセスに重点を置いた経済発展と人間の福祉を支援するために、地域・越境インフラを含む質の高い、信頼でき、持続可能かつ強靱(レジリエント)なインフラを開発する。

9.2 包摂的かつ持続可能な産業化を促進し、2030年までに各国の状況に応じて雇用及びGDPに占める産業セクターの割合を大幅に増加させる。後発開発途上国については同割合を倍増させる。

9.3 特に開発途上国における小規模の製造業その他の企業の、安価な資金貸付などの金融サービスやバリューチェーン及び市場への統合へのアクセスを拡大する。

9.4 2030年までに、資源利用効率の向上とクリーン技術及び環境に配慮した技術・産業プロセスの導入拡大を通じたインフラ改良や産業改善により、持続可能性を向上させる。すべての国々は各国の能力に応じた取組を行う。

9.5 2030年までにイノベーションを促進させることや100万人当たりの研究開発従事者数を大幅に増加させ、また官民研究開発の支出を拡大させるなど、開発途上国をはじめとするすべての国々の産業セクターにおける科学研究を促進し、技術能力を向上させる。

9.a アフリカ諸国、後発開発途上国、内陸開発途上国及び小島嶼開発途上国への金融・テクノロジー・技術の支援強化を通じて、開発途上国における持続可能かつ強靱(レジリエント)なインフラ開発を促進する。

9.b 産業の多様化や商品への付加価値創造などに資する政策環境の確保などを通じて、開発途上国の国内における技術開発、研究及びイノベーションを支援する。

9.c 後発開発途上国において情報通信技術へのアクセスを大幅に向上させ、2020年までに普遍的かつ安価なインターネット・アクセスを提供できるよう図る。

17の目標(もくひょう)

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