ジェンダーとは社会的・文化的に形成された性別のことだよ。性別による思い込み、たとえば「男の子は強く」て「男性は外で働く」、「女の子はおしとやか」で「家事は女性の仕事」といった考え方が当たり前になっていると、いろいろな不平等や問題が生まれてしまうんだ。
よく聞くなどの問題も、そういう考え方から生まれているのかもしれないね。
【セクハラ・パワハラ】とは
セクハラとは正式に『 セクシュアルハラスメント 』といい、『 性的(セクシャル)な嫌がらせ(ハラスメント) 』のことです。. 主として、職場で行われる性的な嫌がらせや言動を指します。. セクハラについては 「これがセクハラだ」というはっきりした定義が特にないので、わかりづらい かもしれません。パワハラは「パワーハラスメント」の略語で、立場の強さを利用した嫌がらせです。上司などの上位者からの、労働環境を悪くしたり生産性を落としたりするような、嫌がらせの言動や行動を指します。
(chewy.jp/businessmanner/29561/)
また、従来の男性・女性といった性別に属さないの人たちは生きづらさを抱えて生きている事が多い。そういう人たちに何ができるか考えることも必要だね。
【セクシュアルマイノリティ】とは
セクシュアルマイノリティ(sexual minority)とは、「こころの性・からだの性・表現する性が一致している異性愛者(ストレート)」ではない方の総称です。「性的少数者」「セクマイ」とも表され、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー以外も含まれるため、「LGBT」とは使い分けられることがあります。
(Job Rainbow MAGAZINE より https://jobrainbow.jp/magazine/whatissexualminority )
固定観念をなくして、どんな性別の人にも一個人として接することが大事なんじゃないかな。
生まれつきの性別にとらわれず、すべての人が自分らしく生きる中で能力を活かして活躍することができる社会を作っていきたいね。
「外で働くのは男性で,家のことをするのは女性」「男の子は黒いランドセルで、女の子は赤いランドセル」そういう考え方が日本にずっとあったんだ。でも、本当にそうなのかな??料理や洗濯が好きなお父さん、キャリアウーマンのお母さんもいる。ランドセルも好きな色でいい。お家でも学校でも「男だから」「女だから」という理由で役割を決めていないかな?話し合って、考えてみよう。
男女格差の大きさを国別に比較した、世界経済フォーラム(WEF)による「ジェンダーギャップ指数2021」によると、日本は調査対象となった世界156カ国の120位だった。。。これはかなり低いね。特に衆院議員の女性割合が低いことが影響しているんだ。確かに、女性総理大臣はまだ誕生していないからね。
日本企業においても、管理職に女性が少ないこと、出産を機に離職する女性が多いことといった現状をふまえ、さまざまな取り組みが行われているよ。育児中の社員が働きやすいように育児休暇や時短勤務を取り入れたり、誰もが将来にわたって働きやすいように、女性の能力強化や人材の育成に力を入れたりする企業が増えているんだ。女性ならではのアイデアに注目し、職場で実証実験を行っている企業もあるんだって。
現在世界で行われている女性の能力を強化するための代表的な取り組みの一つに、欧州連合(EU)と国連が行っている「スポットライト・イニシアティブ」があるよ。女性と女児に対するあらゆる暴力をなくすため、女性の能力開発、女性の意思決定への参加を保護する法律や政策の整備などに関する活動を大規模に支援しているんだ。ジェンダーによる不平等をなくすためには、女性が能力を最大限に発揮できる社会の仕組みを作ることも大切なんだ。男女の雇用条件や待遇を平等にする、セクシュアルハラスメントへの対策を行う、管理職における女性の割合を増やすなどの取り組みが、各国の政府や企業の間で広がっているよ。
それぞれの目標には、その内容をより細かく示したターゲットが7項目設定されているよ。
詳しくはを見てみてね!
5.1 あらゆる場所におけるすべての女性及び女児に対するあらゆる形態の差別を撤廃する。
5.2 人身売買や性的、その他の種類の搾取など、すべての女性及び女児に対する、公共・私的空間におけるあらゆる形態の暴力を排除する。
5.3 未成年者の結婚、早期結婚、強制結婚及び女性器切除など、あらゆる有害な慣行を撤廃する。
5.4 公共のサービス、インフラ及び社会保障政策の提供、ならびに各国の状況に応じた世帯・家族内における責任分担を通じて、無報酬の育児・介護や家事労働を認識・評価する。
5.5 政治、経済、公共分野でのあらゆるレベルの意思決定において、完全かつ効果的な女性の参画及び平等なリーダーシップの機会を確保する。
5.6 国際人口・開発会議(ICPD)の行動計画及び北京行動綱領、ならびにこれらの検証会議の成果文書に従い、性と生殖に関する健康及び権利への普遍的アクセスを確保する。
5.a 女性に対し、経済的資源に対する同等の権利、ならびに各国法に従い、オーナーシップ及び土地その他の財産、金融サービス、相続財産、天然資源に対するアクセスを与えるための改革に着手する。
5.b 女性の能力強化促進のため、ICTをはじめとする実現技術の活用を強化する。
5.c ジェンダー平等の促進、ならびにすべての女性及び女子のあらゆるレベルでの能力強化のための適正な政策及び拘束力のある法規を導入・強化する。
目標は全部で17個!
下の17の目標から気になる項目をクリックしてみよう!